第6話・野呂佳代ちゃんが垣間見せた❝バラエティーへの熱量❞
今回も…元AKB48の野呂佳代ちゃんのちょっとイー話♪
パチンコ番組でよく一緒になりました、そしてそこでのエピソードから滲み出た“野呂ちゃんがバラエティーに掛ける心意気”を私の知り得る限りで紹介させて頂きました…前回。
今回は…ちょっと変わったところで一緒になった時の話。
私は現在、漫才協会という演芸団体に所属しているんですが…他にも演芸のジャンルで束ねた団体がいっぱいあります。
噺家さんなら、落語協会、落語芸術協会、円楽一門会、落語立川流一門会など、関東だけでも複数の団体があったり。
まぁ、演芸に携わる人間か、はたまた演芸マニアか、といった方でしか判らない話だとは思うんですが。
で、日本喜劇人協会という団体があるんです。
この団体、蓋を開けると大御所の方々がズラリ!
会長に小松政夫さん、副会長には石倉三郎さん、芦屋小雁さん、あと大村崑さん、ケーシー高峰師匠、伊東四朗さん、中村メイコさん、コロッケさん、赤井英和さん…キリないくらいビッグな方々が名を連ねている、芸能団体。
そんな日本喜劇人協会の周年行事にコンビで出させて頂くことになりました!
爆笑問題さんは時代劇コントにゲストに出られるという、、、ちなみにこの写真はその時のモノ♪
…で野呂ちゃん、その時代劇コントに…やはりゲストで出演するために来てたんです♪
コントには…小松政夫さん、ケーシー師匠なんかが出られてたかなぁ、そのコントは私のスケジュールの都合で観ることは叶わなかったんですが…間違いなくイー仕事したんじゃないかと思います!
で、その大御所による合同コントの前に…前半は各グループのネタコーナーがありました。
我々はそのコーナーで漫才をやることになっておりまして、他にもベテランから若手まで…確か5~6組出てたんじゃないかなぁ。
そのネタコーナーを舞台袖から観てた1人の女性、それが…野呂ちゃん♪
「何観てんの?」
…確かそんな感じで声を掛けたんじゃないかなぁ。
すると野呂ちゃん、こんな感じで答えました。
「私、大好きなんです、生のお笑い!」
よく若手ライブに出たりしますと…注目度の高い芸人がステージに上がっている時は、舞台袖が混雑するんです。
その芸人が何をやるか気になって観に来るということですね、“楽屋視聴率”なんて言い方をしてましたが、つまりこの“楽屋視聴率”が高い芸人は、面白いことをやっているのに加え、カリスマ性があったり、はたまた売れそうな匂いがしてたりと…何かしら魅力を携えてるんですよね。
そしてそんな芸人を観に来る舞台袖の芸人は…〔何で面白いんだ?〕〔今日はどんな面白いことをやるんだ!〕といった好奇に満ちた表情で、そのステージに注視するのです!
その時の野呂ちゃん、その舞台袖の芸人と同じ表情で観てたんです♪
リスペクトと興味・関心に満ち溢れた…とても純真な目で。
その表情を観て、逆に私も「野呂ちゃんはお笑いが好きなんだな」と感じされたというか。
前回のブログでも書きましたが…志村さんの番組でイジられたり、ダチョウ倶楽部さんとのキスの件だったり、全てお笑いが好きだからチャレンジしてるんだと思います♪
我々芸人もこのピュアな感情を忘れちゃいけないな、と思う。
勿論売れたいし、売れるためにやらなきゃいけないこともあるし、嫌なこともしんどいこともあると思う。
これはお笑いだけじゃなく、どんな仕事にもある種通じる部分もあるように思う。
背負う物の大きさにも因るでしょうケドねぇ。
でも“楽しい”という感情があれば、どんなことでもチャレンジ出来る、そんなことを野呂ちゃんから教えて貰ったような気がします(^^)